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2011年01月27日 (Thu)01:20
「絶対にかいてはいけないミツナル18禁」企画さんがはじまりましたね!

こんなにたくさんのミツナルが一気に読めるなんて幸せすぎて言葉にならない!
主催者さま本当にありがとう!(土下座土下座)
勿体無いのでこれから一ヶ月ぐらいかけてじっくり舐めるように読もうかと思います。

僭越ながら自分の作品について触れておきますと、
タイトルの「嘆くなり我が夜のfantasy」はそのまんまthe yellow monkey の歌のパクリですww タイトルだけじゃなくてもちろん歌詞にもインスパイア(この言葉すごく恥ずかしいし微妙)されてるので良かったら聴いてみて下さい!若いわ吉井さん…
http://www.youtube.com/watch?v=NO21DGLYuew
あと文中で成歩堂が御剣の容姿が両親に似ている事に触れているのですが、人様の萌えネタがもとになってます。ノノコさん、書かせて頂いてありがとうございました(。-_-。)

最後に作品そのものの設定ですが、随分前に書いた「秘密」という拍手文が基文になっています。「秘密」を気に入って続きを書いて下さいと言って下さった方がいて、続きにはできなかったけどともかく形にできてほっとしました。もうサイトに来て頂いていないと思いますが、かえる様、読みたいと言って下さってありがとうございました。

もう二年越しで放置してるリクとかあるんですけど忘れてないつもりですので…ごめんなさい!頼んで下さった方に今お付き合い頂いている頂いていないに関わらず何年かかっても(かかるのかよ!)形にできたらいいと思います。本当にふがいなくてすみません。

「秘密」をつづきに置いておきます。すごい恥ずかしい…でも敢えて無修正ノーカットで…ううう。

「秘密」
珍しく早く仕事の終わった御剣が乗せていってやろうと事務所まで迎えに来てくれて、
珍しく彼より後まで仕事をしている僕を待っているうちに、
いつの間にか腕組みしたままソファでウトウトしている。
いつも遅くまで働いて疲れているなんてもんじゃないだろうに、
こうして矢張からお呼びがかかれば、何回かに一回は顔を見せてくれる。
きっと無理して時間を捻り出してるんだろうなと察したら、
例えそれが仏頂面であっても、眉間にピキリときていようと、
居てくれるだけでありがたい。
白い瞼の上で細長い睫が時おり揺れるのをじっと眺めていたら、
切なくて胸がいっぱいになってきた。
それにしても母親に似てよく出来た顔だと、あらためて思う。
ほんとは母ちゃんじゃなくて姉ちゃんじゃないのかとか、
実は母ちゃんのフリしたCIAの女スパイで御剣も騙されてるんじゃないかとか思いながら、幼いながらも男を意識せざるを得ないほどキレイな人だったけど。
まさかその息子に同じように恋心を抱いてしまうなんて、
あの頃は考えもつかなかった。
顔を近づけると御剣のいい匂いがして、もう駄目耐えられない。
「一回だけなら、許してくれるよね…」
彼が眼を覚まさないように、唇以外は何処にも触れないように注意して、ごく軽く口付けたつもり…だったのに。
突然開いた切れ長の瞳と、ばっちりと至近距離で目が合ってしまった。
「成歩堂…」
「あ…」
彼がズイと立ち上がり、僕はギョッとして何歩か後ずさりする。
「――何をした?」
彼が何歩か近づく。
「あ、ごめん、その…ちょっとした…ジョーダン…」
「冗談で、済むのか君は?」
言うと同時に、御剣がすごい力で僕を床に押し倒した。
僕からのとは比べ物にならない圧力で唇をぐいぐい押し付けられる。
それはもうキスなんて浮付いた名前のものではなくて、
ほとばしる感情の塊。口を閉じることもできないままお互いの唾液が溢れて頬を伝い、耳のほうまで流れ落ちていく。
首を振って顔を背けようとしても、頭をしっかと押さえ込まれている。

ひとしきりの攻防の後、ようやく顔をあげた御剣の眼の異様な輝きに、
一瞬身がすくむ。彼が僕のワイシャツに手をかけて一気に引きおろすと、
パラパラときれいにボタンが弾け飛んだ。
意味不明な声を発しながら、見事ににボタンの無くなったシャツを僕の肌からむしり取っていく。
引っ掛かったままのネクタイも力任せに引き抜こうとするから首に擦れて痛いのなんの。命まで取られるのではないか…
本能的な恐怖から、僕は思わず彼の喉元に両手をかけた。
御剣の瞳の狂気の気配の向こうに、涙が潜んでいる。
そうか、止めたいのに、止められないんだね。
おまえはすごく優しくて、こんな事する人間じゃないのに。
「絞めてくれ…このままだと私は君を」
「御、剣…」
それならこんな事をさせているのは、密かに飼っていた感情を放ってしまったのは…僕?
「殺せ、成歩堂」
僕は親指でゆっくりと彼の喉仏をシャツの上からなぞり、
そして力を込めて…優雅に垂れ下がるタイを引き千切った。
彼のボタンもいくつか転がって、あらわになった喉仏がごくりと下から上に別の生き物のように動いた。
「成…」
ごめんな矢張。僕たち今夜、行けそうにないよ。

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